ポケトーク(POCKETALK)のバッテリーは、充電式バッテリー(リチウムイオン電池)なので、何回も繰り返し充電して使えます。
そこで、ポケトークの「バッテリー寿命は何年くらいなのか?」、「何回くらい充電を繰り返せるのか?」気になるところですよね。
- ポケトークのバッテリー寿命は約3年〜4年。
- ポケトークの使用頻度によっては短くなる。
- 頻度が多くなければ3年以上は問題なく使える。
ポケトークに内臓されているバッテリーの寿命は約3年です。
ただ、スマートフォン(iPhone、Android)と同じように、ポケトークの「使用頻度」や「保管の状態」によって、バッテリーの寿命は短くて2年、長くて4年くらいという感です。
なので、ビジネスでポケトークを使っている場合は、バッテリーの寿命は平均よりも短くなりますが、そうでなければ3年以上は問題なく使えると考えて大丈夫です!
ポケトークに使われているバッテリー(蓄電池)の仕様
ポケトーク(POCKETALK)には、リチウムイオン電池(バッテリー)という種類の蓄電池が使用されています。
リチウムイオン電池は、軽量で小型なので「スマートフォン(iPhone、Android)」や「ノートパソコン」といった多くの電子機器に使われているんです。
ポケトークS | ポケトークW | ポケトークS Plus | ポケトーク 初代 | |
---|---|---|---|---|
バッテリー | リチウムイオン電池 | |||
容量 | 1,200mAh | 2,200mAh | 1550mAh | 2,000mAh |
連続待受時間 | 約60時間 | 約240時間 | 約192時間 | 約120時間 |
連続翻訳時間 | 約270分 | 約420分 | 約330分 | 約360分 |
充電時間 | 約105分 | 約135分 | 約130分 | ー |
ポケトークの機種によって、バッテリーの容量(mAh)はそれぞれ違います。
ですが、ポケトークシリーズすべてに「充電式のリチウムイオン電池」が使用されているので、どのモデル(機種)でも、バッテリーの寿命はほぼ同じということになります。
ポケトークのバッテリーであるリチウムイオン電池の仕組み
リチウムイオン電池は、
- 軽くて小さい。
- 寿命が長い。
- 自然放電(自己放電)が少ない。
という特徴(メリット)があります。
リチウムイオン電池の充電サイクル
リチウムイオン電池は、充放電サイクルを「300回〜500回」くらい繰り返した場合に、寿命に近づきます。
この充放電サイクルは、リチウムイオン電池を使い切ってから、フル充電するまでを1回とカウントすると言われています。
ですが、毎日バッテリーを使い切ってから、フル充電することはあまりないと思いますので、「継ぎ足して充電する」場合でも徐々にバッテリーが劣化していくということです。
なので、あくまでリチウムイオン電池の充放電サイクルは、「バッテリー寿命の目安」と考えておくと良いでしょう。
リチウムイオン電池が劣化するとどうなる?
「リチウムイオン電池が劣化するとどうなっていくのか?」というと、フル充電しても劣化する前と比べて
電池残量 | 実際の残量 | |
---|---|---|
新品のバッテリー | 100% | 100% |
劣化したバッテリー | 100% | 80% |
バッテリーの劣化を具体的にあらわすと、上記の表のようになります。
ポケトーク画面上には、フル充電すると「電池残100%」と表示されますが、実際に貯蓄できる残量は80%しかないということになります。
リチウムイオン電池が劣化すると、バッテリーの持ちが悪くなるのは、こういった実際に貯蓄できる最大量が減っているからです。
ポケトーク3機種を使ってみて電池の劣化具合を検証
ポケトーク(POCKETALK)全シリーズ使ってみた「バッテリーの劣化具合」について、それぞれ機種ごとに解説していきましょう。
ポケトーク初代(2017年12月発売)
ポケトーク初代が発売されてから「約2年」経過しましたが、バッテリーの持ちが悪くなったり、寿命を感じるような動作を感じることはありません。
毎日ポケトーク初代を充放電を繰り返して使っていなかったので、バッテリーの寿命も長くなっているように感じます。
ただ、ポケトーク初代を買ったばかりの時と比べると、多少バッテリーの持ちが悪くなったと思いますが、すごく気になるほどではありませんし、使っていて不便に感じることもありません。
ポケトークW(2018年9月発売)
ポケトークWが発売されてから「約1年半」が経過しましたが、バッテリーの持ちは、公式HPで推奨されている「連続待受時間、連続翻訳時間」と変わりません。
使用する頻度もそれほど多くないですし、充放電する回数も少ないので「バッテリーの劣化が少ない」と考えられます。
ポケトークWは、他のモデル(機種)と比べてバッテリー容量が大きいので、バッテリーの寿命が近くなってきたとしても、ある程度は使える感じがしますね。
ポケトークS(2019年12月発売)
ポケトークSは、まだ発売されたばかりなので、パッテリーの劣化を判断することはできません。
ただ、他のモデル(機種)と比べて、ポケトークSは「バッテリー容量が小さい」ですし、「カメラ翻訳機能」や「AI英会話学習機能」が搭載されたので、バッテリーの持ちが悪くなっています。
ポケトークシリーズの中では、1番優れたスペックであることは間違いありませんが、バッテリーに関してはやや劣っているんですよね。
なので、3年後くらいに、ポケトークSのバッテリーがある程度劣化すると、バッテリー持ちの悪さが目立つかもしれません。
ポケトークのバッテリー寿命を長持ちさせる方法
ポケトーク(POCKETALK)の電池を長持ちさせるには、
- 電池の過充電をしない。
- 電池残量を0(ゼロ)にしない。
- 高温(45℃)以上の場所に保管しない。
ということを心がけるようにするのがおすすめです。
電池の過充電をしない
ポケトークを寝る前に充電器に差しっぱなしで寝ると、夜中にバッテリーが100%まで充電完了しているのに、朝まで充電し続けることになりますよね。
リチウムイオン電池は、100%充電が完了した後さらに充電を続ける(過充電)と、バッテリーが劣化して寿命を短くしてしまいます。
また、バッテリーを満充電100%にするのも良くないので、80〜90%くらいまで充電して終わらせるのがベストです。
寝る前に充電を終わらせ、寝る時には充電しないのがおすすめです。
なので、ポケトークを充電しっぱなしにすることを、できるだけしないようにすることが大切ですね!
電池残量を0(ゼロ)にしない
ポケトークのバッテリーを「フル充電」または「過充電」にするのは良くないですが、逆にバッテリー残量を0(ゼロ)になるまで使い切るのも良くありません。
バッテリー残量がゼロになるのはそれほど問題ではありません。
ですが、ゼロの状態が長期間続くと、バッテリーを劣化させる原因になってしまいます。
なので、ポケトークを長期間使用しない場合でも、定期的にバッテリー残量を確認して充電するのがおすすめです。
高温(45℃以上)の場所に保管しない
リチウムイオン電池は、高温(45℃以上)に弱いんです。
なので、夏の直射日光や車内に放置すると、劣化を早める原因になってしまいます。
また、ポケトークのバッテリーが少なくなって、充電しながら使用することもあると思いますが、その場合ポケトークが高温にならないように気を付ける必要があります。
充電しながらポケトークを使うと、ポケトーク本体がだんだん高温になってなってくるので、高温(45℃以上)にならないよう注意しましょう。
まとめ(ポケトークのバッテリー寿命は約3年)
ポケトーク(POCKETALK)の電池寿命がどのくらいなのか解説してきました。
ポケトークには、スマートフォン(iPhone、Android)などと同じ「リチウムイオン電池」が使われています。
毎日ポケトークの充放電を繰り返したとしても、リチウムイオンバッテリーの寿命は3年くらいでしょう。
ですので、ビジネスなどで毎日ポケトークを使用しなければ、最低でも3年くらいは使用できると考えて大丈夫です。
実際に、初代ポケトークを使って2年以上経過していますが、バッテリーが劣化しているという感じはありませんし、問題なく使用できています。
使用する頻度にもよりますが、ポケトークのバッテリーは、とても長持ちですし、1度購入すれば月額料金も必要ないので、海外旅行などでたくさんの思い出を残しましょう!