ポケトーク(POCKETALK)を購入をする際、比較対象となるのがGoogle(グーグル)翻訳アプリですよね。
Google翻訳アプリは、スマートフォン(iPhone、Android)があれば無料で使えるので「ポケトークは必要ないかなぁ・・・」って感じる人も多いんじゃないでしょうか?
- ポケトークもGoogle翻訳も精度は高い。
- どちらもノイズキャンセル機能を搭載。
- ポケトークは翻訳機なので使い勝手がいい。
ですが、「ポケトークW・S」と「Google翻訳アプリ」では、翻訳を処理するシステムや端末も違うので、一概にどちらが良いとは言えません。
Google翻訳アプリの翻訳精度はかなり精度が高いですが、使用するスマートフォンによって音声認識精度が低いと、翻訳したい言葉をうまく認識してくれない可能性があります。
ポケトークなら、人混みや騒音の中でも会話を認識して翻訳できますし、相手とスムーズに会話ができるので、海外旅行やビジネスにはポケトークがあると安心です。
また、スマホで翻訳しているとバッテリーを消費して、いざという時に電話できなくなる可能性もあります。
なので、翻訳はポケトークにまかせて、時間を気にせずコミュニケーションを楽しむのがおすすめですね!
では、「ポケトークW・S」と「Google翻訳アプリ」それぞれの「機能・性能」や「使い勝手、用途」などを比較検証してみたので、詳しく解説していきますね。
翻訳エンジンの役割とは
翻訳エンジンの「エンジン」は、IT業界だと「ある特定のサービスを提供するためのシステム」ということを意味しています。
例えば、Google(グーグル)で「東京駅付近にあるホテルを探したい」といった場合、「東京駅 ホテル」というように検索しますよね。
すると、Googleは「東京駅付近にあるホテルの情報」や「東京駅付近の格安ホテルの情報」などを結果として、検索したユーザーに提供してくれます。
このように、Googleの検索エンジンは、「ユーザーが欲しい情報を提供するサービス」ということです。
同じように、翻訳エンジンも「日本語で話した文章を英語などの言語に変換してユーザーに返すサービス」ということになります。
ポケトークW・SとGoogle翻訳アプリの違い
「ポケトークW」と「Google翻訳アプリ」が、具体的にどういったところが違うのか検証していきましょう。
価格(値段)の違い
ポケトークW・Sの価格は、グローバル通信ありだと、それぞれ「9,900円(税込)、32,780円(税込)」であるのに対し、Google翻訳アプリは無料で提供されています。
Google翻訳アプリは、無料であるにも関わらず「翻訳精度がとても高い」ですし、スマートフォンがあれば「いつでもどこでも」使うことが出来ますから、価格だけで勝負すると、ポケトークW・Sに勝ち目はありません。
翻訳機能・性能の違い
ポケトークW・S | Google翻訳 | |
---|---|---|
対応言語 | 合計82言語 (61言語 音声•テキスト翻訳 21言語テキストのみ翻訳) | 108言語 |
通信環境 | オンライン | オンライン/オフライン |
音声翻訳(入力/出力) | ○ | ○ |
テキスト翻訳 (入力/出力) | 出力のみ | ○ |
画像翻訳 (入力/出力) | 非対応 (ポケトークSのみ) | ○ |
翻訳エンジン | VoiceTra、Googleなど |
ポケトークWとGoogle翻訳アプリの「翻訳機能・性能」を比較してみると、Google翻訳アプリの方が優れているように感じるでしょう。
ですが、それでもポケトークW・Sの人気が高いのは「高い翻訳精度」と「優れた音声認識」にあります。
翻訳精度の違い
Google翻訳アプリは、Google翻訳エンジンを利用していますが、ポケトークW・Sは「エリア(国、地域)」や「翻訳する言語」によって、いくつかある翻訳エンジンから「最適な翻訳エンジンを選定」して使うような仕組みになっています。
例えるなら、ポケトークW・Sを使う地域や国によって「VoiceTra翻訳エンジン」を利用したり、「Google翻訳エンジン」を利用するといったように使い分けているということです。
ポケトークW・Sが使用する翻訳エンジンの中には、Google翻訳エンジンも含まれているので、本来なら翻訳精度の比較対象にはならないんですが、こういった理由をしらなければ、どちらの翻訳精度が高いのか気になると思います。
ですので、ポケトークW・Sの翻訳精度は、いくつかの翻訳エンジンを使い分けているので、Google翻訳アプリよりも優れていると言えますね。
音声認識の違い
ポケトークW・Sのマイクは「ノイズキャンセル機能」が搭載されています。
ポケトークW・Sのノイズキャンセル機能は、騒音の中でも翻訳したい言葉を聞き取って通訳ができます。
ゲームセンターの中では、常にゲーム機の音がなっていて「相手に近付かないと会話にならない」ことも多いと思いますが、ポケトークW・Sは翻訳に関係ないゲーム音を抑制して言葉を翻訳してくれます。
「Google翻訳アプリ」と「ポケトークW・S」を一緒に持って翻訳したら、ポケトークW・Sは1回で翻訳できましたが、Google翻訳は、2〜3回繰り返さないと翻訳できませんでした。
最近では、スマートフォンもノイズキャンセル機能を搭載している機種は多いので、音声認識も同じくらいのレベルになっています。
Google翻訳アプリをインストールしているスマートフォンによって、音声認識に違いはあると思いますが、ポケトークW・Sのノイズキャンセル機能によって音声認識機能が優れているのでとても人気です!
Googleアプリから見たポケトークW・Sのメリット・デメリット
ポケトークW・Sのメリット・デメリットについて解説していきましょう!
ポケトークW・Sのメリット
- クラウド・AIによる高い翻訳精度。
- ノイズキャンセル機能による高い音声認識精度。
- バッテリー持ちが良い(連続翻訳約7時間、スリープ状態約10日間)。
- スマートフォンを相手に渡す必要がない。
- 契約の必要がなく、通信料金などランニングコストが不要。
というように、翻訳専用端末というだけあって、色々なシーンに対応できます。
また、スマートフォン(iPhone、Android)は、お財布のように貴重な存在なので、できるだけ相手に渡さずに済む方が良いですよね!
ポケトークW・Sのデメリット
- 初期費用がそれぞれ9,900円(税込)、32,780円(税込)かかる。
- 持ち歩く端末(スマートフォンなど)が多くなる。
ポケトークの最大のデメリットは、初期費用がかかるというところです。
ですが、現在、ポケトークWは、かなり値下げされているので、購入しやすくなっています。
翻訳機に3万円の出費はできないといった人でも、ポケトークWなら安く購入することができますよね。
また、翻訳精度は、ポケトークSと比べても、遜色なく使用することができるので、これから海外旅行に行く予定がある人には「ポケトークW」がおすすめです!
まとめ(ポケトークW・SとGoogle翻訳の違い)
「ポケトークW・S」と「Google翻訳アプリ」の違いについて解説してきました。
翻訳機としては「ポケトークW・S」、「Google翻訳アプリ」ともに優れていますので、どちらが良いということは出来ません。
それぞれのメリット・デメリットがありますので、どれを優先するかということが重要になってきます。
個人的には、ポケトークW・Sを持って海外へ行くのがおすすめです。
翻訳のためとはいえ、スマートフォンを知らない人に渡して会話をするのに抵抗があるんです・・・
もし、海外でスマートフォンを失くして(盗まれて)しまったら、財布やパスポートを失くしたのと同じ状況になってしまいますよね。
ポケトークW・Sなら失くしてもいいというわけではありませんが、スマートフォンのように個人情報や電子マネーが入っていないので、失くした後の不安はありません。
旅先で嫌な気持ちで過ごさないためにも、ポケトークW・Sと一緒に素敵な旅行をしましょう!