ポケトーク(POCKETALK)を持っていれば、お互いの言語を話せなくてもコミュニケーションができます。
ただ、ポケトークを持っていても、うまく使いこなせなければ、会話をすることができません。
そこで、ポケトークを「うまく使うことができるコツはあるのか?」、「相手とスムーズに会話をするにはどうすればいいのか?」知っておくと安心ですよね。
- 相手に使い方を認識してもらう。
- 滑舌良く「はっきり」、「ゆっくり」話しかける。
- 主語、述語を分かりやすく話す。
- ポケトークのマイクの位置を意識する。
- ポケトークの電波状況を確認しておく。
ポケトークをうまく使うには、上記のように「5つのコツ」を意識することが大切です。
ポケトークを使う上で、5つのコツを意識するとしないとでは、会話に大きな差が出てしまうことがあります。
もちろん、ポケトークの使い方自体は簡単なので、説明書を見なくても操作してみれば使えるようになります。
ポケトークの操作や使い方だけでなく、上手に使うコツまでマスターすれば、初めての海外旅行も安心ですね!
ポケトーク(POCKETALK)の使い方を認識してもらう
ポケトーク(POCKETALK)でコミュニケーションをとるには、まず「ポケトークの使い方」をお互いがしっかりと認識しないといけません。
ポケトークが翻訳機だと相手に伝える
まず、自分の持っているポケトークが翻訳機であることを、相手に理解してもらうのが重要なポイントです。
会話をする外国の方はポケトークのことを知らないので、「ポケトークが何なのか?」というような説明からスタートしましょう!
もちろん、ポケトークから相手の認識できる言語が聞こえれば、何となく理解してくれると思います。
ですが、コミュニケーションをとるには、相手にもポケトークに話しかけてもらう必要がありますよね。
なので、ポケトークで会話を始める前に、
- ポケトークが、翻訳機だと伝える。
- 何語で会話をすれば通じるのかを聞く。
といったことを聞くようにすると、スムーズにに会話ができます!
ポケトーク各機種の使い方をマスターする
ポケトークが翻訳機だということが、お互い認識できたら使い方を覚える必要があります。
ポケトークSの使い方
ポケトークSの使い方について解説していきます。
ポケトークSの使い方は、
- コミュニケーションをとる相手の言語を設定する。
- ポケトークSが翻訳機だと説明する。
- 画面の真ん中にある矢印をタップして言語を切り替える。
- 翻訳ボタンを押し、「ピロン♪」と鳴ったら話しかける。
というような流れで翻訳します。
では、実際にポケトークSの画面を見ながら解説していきましょう。
自分が話す言語は日本語なので、そのままの状態で大丈夫です。
変更するのは、日本語で話した言葉を相手に伝える言語です。
上の画面だと英語の部分をタップして、相手がわかる言語を設定します。
ポケトークSは、ボタンがひとつしかありません。
なので、翻訳する言語を切り替えるには、ディスプレイ中央にある「↓」をタップして切り替えます。
ポケトークSの翻訳ボタンを長押しして、「ピロン♪」と鳴ったら話しかけます。
これで、自分が話した言葉が、相手の言語に翻訳して伝えてくれます。
ポケトークWの使い方
ポケトークWの使い方について解説していきます。
ポケトークSの使い方は、
- コミュニケーションをとる相手の言語を設定する。
- ポケトークWが翻訳機だと説明する。
- 翻訳の「左ボタン」を長押しする。
- 「ピロン♪」と鳴ったら話しかける。
というような流れで翻訳します。
では、実際にポケトークWの画面を見ながら解説していきましょう。
コミュニケーションをとる相手の言語は、右側の中文をタップして変更ができます。
ポケトークWには、ボタンが2つ付いているので、翻訳言語を切り替えずに左右押すボタンで使い分けます。
自分が日本語でポケトークWに話しかける場合は、左のボタンを長押しして「ピロン♪」と鳴ったら話しかけます。
相手に話してもらう場合は、ポケトークの右ボタンを長押しして、「ピロン♪」と鳴ったら話しかけてもらいます。
ポケトーク(POCKETALK)に滑舌良くはっきりと話す
ポケトーク(POCKETALK)に翻訳してもらいたい言葉を「ゆっくり」、「はっきり」と話しかけることが大切です。
また、話す言葉(文章)が途切れないように、一度頭の中で整理してから話しかけると良いですね。
ポケトークには、「ノイズキャンセル機能」が搭載されているため、スマートフォンのマイクよりも正確に音声を認識することができます。
なので、ポケトークが認識できるように話しかけることを心がけましょう!
主語、述語分かりやすくポケトーク(POCKETALK)に話しかける
ポケトークに話しかける時は、できるだけ「主語」を入れて、「述語」がおなしな位置にこないように心がけることがポイントです。
言葉が通じる人と「同じ言語で会話」をする場合(日本人同士での会話)、主語が抜けていたり、述語の位置が不自然でも意味は伝わると思います。
ですが、ポケトークで翻訳する場合は、そうはいきません。
主語を省略しない
- 今日お休みです。
- I have the day off today.
例えば、上記のように主語がない文章だと、「何が休みなのか?」分かりませんよね。
日本語でもそうですが、
- 私は今日はお休みです。
- お店は今日お休みです。
というように、しっかりと主語をつけてポケトークに話しかけましょう。
述語の位置に注意する
- 私が、彼に東京駅へ行くことを指示しました。
- 私が、東京駅に行くことを指示したのは、彼です。
述語の場合、上記のように述語が違う場所にあっても、日本語ならどちらも同じ意味だとわかりますよね。
ですが、それぞれを英文に翻訳すると、
<述語の位置が正しい>
- I instructed him to go to Tokyo Station.
- 彼に、東京駅に行くことを指示しました。
<述語の位置がおかしい>
- It was he who told me to go to Tokyo Station.
- 東京駅に行くように言ったのは彼だった。
というように、述語の位置が違うだけで全く違う意味になってしまいます。
ポケトークの翻訳精度はとても高いですが、このように間違った意味になってしまう場合があるので、主語と述語の使い方には注意が必要です。
ポケトーク(POCKETALK)のマイクを意識する
ポケトーク(POCKETALK)には、マイクが2つ付いています。
なので、ポケトークに話しかける時は、できるだけマイクに向かって話しかけると、正しく音声認識してくれます。
ポケトークSのマイク位置
ポケトークSのマイク位置は、「本体上部」と「本体下部」に、それぞれひとつずつ付いています。
自分がポケトークSに話しかける場合は、ポケトークS下部に付いているマイクに向かって話しかけると、音声認識しやすくなります。
また、相手に話してもらう場合は、ポケトークS上部に付いているマイク部分を向けて使うように心がけましょう。
ポケトークWのマイク位置
ポケトークWのマイク位置は、ディスプレイの上部と下部に、それぞれひとつずつ付いています。
ポケトークSと比べて、マイクの位置は多少違いますが、使い方は同じようにマイクに向かって話しかけるのがコツです。
ポケトークWの上側にあるマイクを意識して、相手に話しかけてもらうと上手く音声認識してくれます。
「ポケトークS」と「ポケトークW」どちらのマイクの位置にも、小さい穴があいているので、翻訳する時は指で穴をふさがないように注意しましょう。
ポケトーク(POCKETALK)の電波状況を確認する
ポケトーク(POCKETALK)は、オンライン(インターネットに接続)でないと使用することができません。
なので、電波状況が不安定なエリアでポケトークを使用する場合、正しく音声認識されてもインターネット接続が途切れてしまうと、うまく翻訳できない場合があります。
なので、ポケトークを使用する前に、「設定画面」の左上にある「データ通信」のアンテナの受信状態を確認しておくのがおすすめです。
まとめ(ポケトーク(POCKETALK)使いこなすためのコツ)
ポケトーク(POCKETALK)の使い方を上手に使いこなす「5つのコツ」について解説してきました。
どのコツに関しても、それほど難しいものではなく、ごく当たり前のことだと思います。
ですが、いざポケトークを持って、外国人の方を目の前にすると、どうしても焦りがちになって「頭の中が真っ白」になってしまうこともあるはずです。
なので、ポケトークで会話をする時に、コツを知っていると知っていないとでは、全然違います。
まずは、深呼吸して落ち着き、「ポケトークが翻訳機でどう使うのか」と「何語なら会話ができるのか」をクリアすれば、あとはスムーズにコミュニケーションをとることができるはずです。
ポケトークは、言葉が通じなくても「ジェスチャーで伝えることができるくらい使い方が簡単」なので、ポケトークをゲットして外国人の方との会話を楽しみましょう!