ポケトーク(POCKETALK)は、フル充電すればすぐにバッテリーが切れることはありません。
ですが、万が一外出先でバッテリーがなくなることを考えると「モバイルバッテリー」があると安心ですよね。
そこで、ポケトークは「モバイルバッテリーでどう充電すればいいのか?」、「対応してないモバイルバッテリーはあるのか?」気になるところですよね。
- スマホのモバイルバッテリーと併用できる。
- 充電電圧(入力):5Vまで、充電電流(入力):0.5A~2.0A
- あらかじめ充電の仕様を確認しておくと安心。
ポケトークの充電仕様は5V/2Aなので、仕様にあったモバイルバッテリーを使えば安全に充電できます。
ポケトークは、スマートフォンなどを充電するモバイルバッテリーを使うことができるので、ひとつ持っていれば併用することもできます。
ただ、ポケトークの充電仕様にあっていないモバイルバッテリーを使うと、ポケトーク本体に負荷がかかって故障する原因になる可能性があるんです。
なので、モバイルバッテリーを使う際は、充電仕様(5V/2A)か確認してから使いましょう。
ポケトーク(POCKETALK)シリーズの充電仕様
まず、ポケトーク(POCKETALK)の充電仕様がどのようになっているのか確認しておきましょう。
ポケトーク本体の充電仕様
ポケトーク本体の充電仕様は、
- 充電電圧(入力) : 5V(ボルト)まで
- 充電電流(入力) : 0.5A~2.0A(アンペア)
というようになっています。
この充電仕様は、ポケトークS、S Plus、Wすべての機種で共通です。
なので、モバイルバッテリーの出力が5V/2A以下であれば、ポケトークを安全に充電できるということになります。
ポケトークの充電器の仕様
ポケトークS、S Plusには、充電器(ACアダプタ)が同梱されています。
充電器の仕様をみると、
- 充電電圧(出力) : 5V(ボルト)まで
- 充電電流(出力) : 1A(アンペア)
となっているので、ポケトークS、S PlusだけでなくポケトークWでも使うことができます。
ポケトーク(POCKETALK)を充電するモバイルバッテリーの選び方
ポケトーク(POCKETALK)を充電するモバイルバッテリーの正しい選び方について解説していきましょう。
PSE(電気用品安全法)マーク付きを選ぶ
ポケトークを充電するために、これからモバイルバッテリーを購入されるのであれば、PSE(電気用品安全法)のマークが付いているものを選ぶのが安心です。
PSEは、Product Safety Electrical Appliance and Materialsの略で、電気用品安全法の基準に適合していることを証明しています。
なので、モバイルバッテリーを選ぶ際は、まずPSE(電気用品安全法)マークが入ってるか確認しておきましょう。
PSEマークの種類
PSE(電気用品安全法)マークには、
- ひし形(特定電気用品)
- まる型(特定電気用品以外の電気用品)
というように、形が違うマークが存在します。
では、それぞれのPSEマークは、どういう意味を持つのか解説していきましょう。
ひし形(特定電気用品)PSEマーク
ひし形PSEマークは、電源タップやACアダプターなど、特定電気用品(2019年4月26日時点で全116品)に分類されている商品に表示されています。
ひし形PSEマークが表示されている商品は、製造メーカーによる安全性のチェックだけでなく、経済産業省に登録されている第三者機関でも適合検査がされています。
ひし形のPSEマークがあれば、迷わず購入できるってことですね。
なので、ひし形のPSEマークは、信頼できる商品という証明になっています。
まる型(特定電気用品以外の電気用品)
まる型PSEマークは、特定電気用品に分類されていませんが、事故の危険性がありうる電気用品に表示されています。
ひし型PSEマークとの違いは、まる型PSEマークは製造メーカーの安全性チェックだけで、経済産業省に登録されている第三者機関による適合検査を受ける必要ないということです。
電気用品安全法で定められている基準を満たしているかどうか、製造メーカーが自主的に適合検査を行って問題ないと判断されれば、まる型PSEマークが表示できるということになります。
とはいえ、電気用品安全法による試験項目に準じて安全性のチェックが行われています。
なので、まる型のPSEマークが表示されていれば、基本的には安心して大丈夫です。
モバイルバッテリーは、特定電気用品以外の電気用品、つまりまる型PSEマークの表示が必要になっているので、これからモバイルバッテリーを購入するときは、まる型PSEマークの表示があるかチェックしてみましょう。
PSEマークがないと使えないのか?
PSEマークが表示されていないモバイルバッテリーは、使ったら危険なのかというと、必ずしもそうではありません。
なので、それより前(2019年1月31日以前)のモバイルバッテリーには、PSEマークが表示されていなくても良かったからです。
なので、PSEマークの表示がないモバイルバッテリーを使っても問題ありません。
ですがが、モバイルバッテリーの発火事故がニュースになっているように、欠陥があるものもあるので十分注意する必要があります。
モバイルバッテリーの仕様を確認する方法
ポケトークの充電に関して「充電仕様(電流、電圧)」や「PSEマークの表示」など、色々と解説してきました。
ですが、実際モバイルバッテリーを買うときに「どこをどう見て判断すれば良いのか?」よく分からないかもしれませんよね。
なので、ポケトークに対応しているモバイルバッテリーを例にして解説していきましょう!
人気のAnker(アンカー)モバイルバッテリー
ここでは、充電器やモバイルバッテリーの中でも人気があって、より安全な取り組みをしているAnker(アンカー)のモバイルバッテリーを紹介します。
モバイルバッテリーのまる型PSEマーク
モバイルバッテリーは、特定電気用品以外の電気用品ですので、写真を見ても分かるように「まる型PSEマーク」が表示されています。
Ankerのモバイルバッテリーは「18ヶ月保証」とも表記されているので、とても安心ですよね!
Ankerモバイルバッテリーの底の部分にも、しっかりまる型のPSEマークが表示されています。
Output(出力)をみると、ポケトークの充電規格と同じ「5V(ボルト)/2A(アンペア)」なので、安全に充電ができますね!
ポケトーク(POCKETALK)は急速充電モバイルバッテリーは使える?
近年、モバイルバッテリーも進化していて「急速充電」という言葉を耳にすることも多いですよね。
ポケトークは、急速充電のモバイルバッテリーだとしても「充電規格」さえ守れば問題なく使うことが出来ます。
ちなみに、先ほど紹介したAnkerのモバイルバッテリーは、付属の充電器1Aなのに対して、2Aで充電するので急速充電していることになります。
ですが、ポケトークの充電規格は、5V(ボルト)/0.5A~2.0A(アンペア)です。
上の写真は、急速充電(5V/3Aなど)モバイルバッテリーなので、ポケトークでは使えません。
充電規格を超える急速充電(5V/3Aなど)モバイルバッテリーを使って充電すると、ポケトークがいつもより熱くなりますし、負荷がかかって故障する可能性があります。
なので、ポケトークを充電する時は、必ず「5V(ボルト)/0.5A~2.0A(アンペア)」という充電規格範囲内のモバイルバッテリーを使うようにしましょう。
ポケトーク(POCKETALK)がモバイルバッテリー充電できない時の対処法
ポケトーク(POCKETALK)をモバイルバッテリーで充電しても、画面上に「充電中」の表示が出なかったり、何も反応がないという場合があります。
単純にポケトークが故障していたり、ポケトーク内のリチウムイオン電池に不具合が生じている可能性もあります。
ですが、考えられる原因のひとつとして、ポケトークのバッテリー残量が「0(ゼロ)」になっている状態で充電を始めたことです。
ポケトークは、バッテリー残が全くなくなってから充電すると、数分間何も反応しないで充電を開始しています。
なので、しばらくポケトークを充電した状態で待ってみると、充電中の画面が表示される可能性があるので、15分以上経過して何も反応がない場合は、サポートセンターへ問い合わせてみましょう。
まとめ(ポケトーク(POCKETALK)をモバイルバッテリーで充電する方法)
ポケトーク(POCKETALK)をモバイルバッテリーで充電する方法について解説してきました。
ポケトークは、充電器だけでなくモバイルバッテリーでも充電することができます。
ですが、ポケトークの充電規格「5V(ボルト)/0.5A~2.0A(アンペア)」に対応するものを選ぶ必要があります。
充電規格「5V/0.5A~2.0A」の範囲を超えてしまうと、ポケトークを充電するのに負荷がかかって故障する可能性もありますし、充電ができない可能性もあります。
ポケトークを充電規格外のバッテリーで充電して故障させてしまったら、通常保証には対応してもらえず有償の修理をしないといけなくなってしまうかもしれません。
なので、ポケトークを充電する際は、必ず充電規格に対応するものを選んで使うようにしましょう。