ポケトークS(POCKETALK S)は、バッテリーの容量が減って、ポケトークWよりも軽くなっています。
そこで、ポケトークSは「ポケトークWと比べてバッテリー持ちが悪いのか?」、「連続待受や連続翻訳でどれくらいバッテリーが持つのか?」気になるところですよね。
- ポケトークSは、Wよりバッテリー持ちが悪い。
- ポケトークSのバッテリー容量でも全然問題はない。
- バッテリーを重視するならポケトークWがおすすめ。
ポケトークSは、ポケトークWに比べるとバッテリーの持ちは悪くなっています。
ですが、あくまでポケトークWと比べた場合で、ポケトークSだけで考えるとバッテリー持ちは悪くないんです。
実際に検証してみても、連続待受時間は約120時間(約5日)くらい持ち、連続翻訳時間に関しても約300分(約5時間)持ちました。
ポケトークSを使う場所や電波状況によって誤差はありますが、これだけ長時間持ちするならバッテリー消費を気にする必要はないですよね!
ポケトークSのバッテリー推奨時間(連続待受、連続翻訳)
ポケトークS(POCKETALK S)は、デザイン(外観)がスタイリッシュ、かつ、スリムになったこともあって、バッテリーの容量(mAh)が小さくなりました。
公式におけるポケトークSのバッテリー時間
公式HPで推奨されるポケトークSのバッテリーは、
- バッテリー容量:1200mAh
- 連続待受時間:約60時間
- 連続翻訳時間:約270分
ポケトーク公式HPで推奨されている連続待受時間は、約60時間(約2.5日)です。
ポケトークSのバッテリー時間だけみると、そこまでバッテリーの持ちが悪いと感じないですよね。
また、連続翻訳時間は、約420分(約4.5時間)は持つので、あまりバッテリーの消費を気にせず使えますね。
ポケトークWと比べたポケトークSのバッテリー時間
ポケトークSのバッテリー容量は、ポケトークWの約半分くらいになっています。
ポケトークS | ポケトークW | |
---|---|---|
バッテリー容量 | 1200mAh | 2200mAh |
連続待受時間 | 約60時間 | 約240時間 |
連続翻訳時間 | 約270分 | 約420分 |
ポケトークSは、ポケトークWほど長時間使えなくなっています。
表をみても分かるように、「連続待受時間」、「連続翻訳時間」どちらもポケトークWの方が上です。
なので、バッテリーの持ちで選ぶなら「ポケトークW」、カメラ翻訳機能、AI英会話機能など、機能性を重視するなら「ポケトークS」がおすすめです。
ポケトークSの連続待受時間を計測
ポケトークSの連続待受時間は、公式HPでは「約60時間(約2.5日間)」となっていますが、実際どのくらいバッテリーが持つのか検証してみました。
ポケトークS連続待受時間の検証結果
ポケトーク公式サイトで推奨している連続待受時間の検証結果です。
公式HP推奨時間 | 検証結果時間 | |
---|---|---|
連続待受時間 | 約60時間 | 約120時間 |
- 10分あたり5分間連続翻訳を行います。(5分間は使用しない)
- 輝度50%、音量50%の状態で翻訳を繰り返します。
まだバッテリーが新しい状態だったこともあると思いますが、推奨時間よりもかなり長持ちでしたね。
ポケトークS連続待受バッテリー消費(自宅)
ポケトークSを「自宅に放置した状態」で、連続待受時間(バッテリー消費)を試してみました。
バッテリー残量 | バッテリー減少量 | |
---|---|---|
1日(24時間) | 84% | 16%減 |
2日(48時間) | 67% | 17%減 |
3日(72時間) | 50% | 17%減 |
4日(96時間) | 31% | 19%減 |
5日(120時間) | 15% | 16%減 |
6日(144時間) | ー | ー |
このように、ポケトークSのバッテリーは、ずっと同じ場所に置いておくと1日15〜20%くらい減ります。
なので、ポケトークSの連続待受時間は5〜6日くらいということが分かります。
もちろん、電波の受信状態によってバッテリー消費量は違ってきますが、公式HPで推奨されている連続待受時間より「2倍以上」バッテリーの持ちが良いことになりますね!
ポケトークS連続待受バッテリー消費(外出先)
ポケトークSをバッグに入れておき、外出時は「常に持ち歩く」ようにしてみました。
外出先によってポケトークSの電波受信状況は常に変化するので、バッテリー消費量がどう変わるのかも気になりますよね。
バッテリー残量 | バッテリー減少量 | |
---|---|---|
1日(24時間) | 81% | 19%減 |
2日(48時間) | 60% | 21%減 |
3日(72時間) | 40% | 20%減 |
4日(96時間) | 19% | 21%減 |
5日(120時間) | 2% | 17%減 |
6日(144時間) | ー | ー |
毎日夜22:00頃、ポケトークSのバッテリー残量を確認すると、この表のような結果になりました。
ポケトークは、インターネットに接続するための電波を受信し続けていますから、電波状況によってバッテリーの消耗が多くなります。
それでも、公式HPで推奨されている連続待受時間よりバッテリーは持つので、あまり心配はいりませんね。
ポケトークS連続待受バッテリー消費の感想
実際に、ポケトークSの連続待受時間を検証した感想としては、想像していたよりも「バッテリーの持ちが良かった」ということですね。
ひとつ前の機種「ポケトークW」と比較すると、バッテリーの持ちは悪くなっていますが、デザイン、機能など、バージョンアップしたことを考えると、ポケトークSの方が魅力的に感じるでしょう。
私は、「ポケトークS」、「ポケトークW」どちらも持っていますが、バッテリー持ちの悪さを感じさせないくらい「進化したポケトークS」の方がおすすめです。
ポケトークSの連続翻訳時間を計測
ポケトークS公式HPの連続翻訳時間は、「約270分(4時間30分)」推奨されています。
ポケトークS連続翻訳時間の検証結果
ポケトーク公式サイトで推奨している連続翻訳時間の検証結果です。
公式HP推奨時間 | 検証結果時間 | |
---|---|---|
連続翻訳時間 | 約270分 | 約300分 |
- 10分あたり5分間連続翻訳を行います。(5分間は使用しない)
- 輝度50%、音量50%の状態で翻訳を繰り返します。
ポケトーク公式サイトで推奨されているよりも、多少長く翻訳できました。
ただ、これだけ長時間ポケトークを使い続けることはあまりないと思うので、バッテリー消費を気にせず使えますね。
ポケトークS連続翻訳バッテリー消費(自宅)
バッテリー残量 | バッテリー減少量 | |
---|---|---|
1時間(60分) | 83% | 17%減 |
2時間(120分) | 67% | 16%減 |
3時間(180分) | 49% | 18%減 |
4時間(240分) | 30% | 19%減 |
5時間(300分) | 13% | 17%減 |
6時間(360分) | ー | ー |
ポケトークSを自宅で連続翻訳できる時間は「1時間で大体15%〜20%くらいバッテリーが減っていく感じ」ですね。
自宅でポケトークSを使用する場合、電波状況が一定であまり変化がないので、推奨される連続翻訳時間よりも長く使えるようになっています。
ポケトークS連続翻訳バッテリー消費(外出先)
バッテリー残量 | バッテリー減少量 | |
---|---|---|
1時間(60分) | 80% | 20%減 |
2時間(120分) | 58% | 22%減 |
3時間(180分) | 37% | 21%減 |
4時間(240分) | 14% | 23%減 |
5時間(300分) | 4% | 10%減(4.5時間) |
6時間(360分) | ー | ー |
外出先でポケトークSを使用すると、電波状況が変化するのもあって、バッテリーの消費量が少し多くなっているのが分かります。
それでも、公式HPで推奨されている時間くらいバッテリーは持ちますから、それほど心配することはないでしょう。
ポケトークS連続翻訳バッテリー消費の感想
ポケトークS連続翻訳によるバッテリーは、推奨されている4.5時間くらい持ちますし、普通に使うには全く問題ありませんね。
バッテリーの持ちを重視したいならポケトークWの方が良いと思いますが、ポケトークSでもバッテリーは十分だと思いますし、デザイン、機能性を考えたらポケトークSの方がおすすめです。
ポケトークSのバッテリーを仕様より長く持たせる方法
ポケトークSは、ポケトークWよりもバッテリーの容量が小さいので、どうしてもバッテリーの持ちは悪くなっています。
なので、
- モバイルバッテリーを持ち歩く。
- 通信や電源をオフにする。
といった方法で、バッテリー消費対策をするのがおすすめです。
モバイルバッテリーを持ち歩く
万が一バッテリーがなくなってしまってもいいように、モバイルバッテリーを一緒に持っているのがおすすめです。
ポケトークSは名刺サイズでコンパクトですし、4,000mAhくらいのモバイルバッテリーなら、ポケトークSと同じくらいの大きさなので、一緒に持ち歩いたとしても邪魔になることはありません。
また、モバイルバッテリーがあれば、スマートフォンにも充電できるので、いつも持ち歩いていると安心ですね!
ポケトークSの通信、電源をオフにする
他にも、「データ通信をオフ」または「電源を切る」といった方法で、バッテリー消費を減らすこともできます。
ポケトークSグローバル通信モデルは、インターネット環境に接続するために「常に電波を探索している」状態になっているんです。
なので、ポケトークSを長時間使わない場合は、データ通信をオフに設定するだけで、バッテリー消費量を抑えることができます。
また、ポケトークSの「電源をオフ」にしておけば、より長時間バッテリーを持たせることができますね。
ポケトークの「データ通信をオフ」にしたり、「電源を切る」ことができるのは、連絡通信手段として使う必要がないからです。
もし、Google翻訳アプリだったら、スマートフォンの通信をオフにしたり、電源を切るなんていう行為はできませんから、ポケトークがあると助かりますね!
まとめ(ポケトークSのバッテリー)
ポケトークSのバッテリー消費量について解説してきました。
ポケトークSは、ポケトークWのバッテリーよりも「容量(mAh)が小さくなった」ので、バッテリーの持ちが悪くなったと感じる人もいるでしょう。
ですが、実際にポケトークSのバッテリー消費量を検証してみると、それほどバッテリーの持ちが悪いと感じることはありませんでした。
どちらかというと、ポケトークWのバッテリーも持ちが良すぎるって感じなので、ポケトークSのバッテリーでも十分だと思いますね。
ポケトークSには、ポケトークWにはない「カメラ翻訳機能」、「英会話レッスン機能」、「現地通貨計算機能」、「画面ロック機能」など、たくさんの機能が追加されています。
機能性に優れたポケトークSは、色々なシチュエーションで使うことができるので、これからポケトークの購入を検討されている方にとてもおすすめな機種ですね!